【基本用語】ホテルの種類
1313/04/02
個別に解説するほどではない、基本的なホテル用語です。
ホテルの種類を様々な角度から解説しています。
【代表的な分類】
- シティ ホテル(City Hotel)
- 都市部に位置し、宿泊だけでなく宴会場やレストランなどの付帯施設を十分に備えたホテル。
- 日本では「シティホテル」の呼び分けがゲストにとって馴染み深いのですが、現在はこのカテゴリーにかなりコンセプトの異なったホテルが含まれてしまう欠点があります。
- ビジネス ホテル(Business Hotel)
- 都市部に位置し、出張利用を主対象とし特化したホテル。
- 企業の出張旅費の範囲内で宿泊料金を設定してあるホテルで、日本特有の形態です。
- このような客層から、シングルルームの比率が高く、料飲部門には余り力を入れない傾向にあります。
- リゾート ホテル(Resort Hotel)
- リゾートに位置するホテル。季節による需要の波動が大きいです。
【価格による分類】
価格(ホテルのグレードにほぼ比例)での分類です。
- ラグジュアリー Luxury ★★★★★
- アップスケール Upscale ★★★★
- ミッドプライス Mid price ★★★
- エコノミー Economy ★★
- バジェット Budget ★
【立地による分類】
- アーバン リゾート ホテル(Urban Resort Hotel)
- 都市部周辺に立地しシティホテルの機能とリゾートの性質を持つホテル。
- お台場のホテルなどが例として挙げられます。
- リゾートの特性上、週末が高稼働となる場合が多いようです。
- エアポート ホテル(Airport Hotel)
- 空港に位置するホテル。
- 国際空港に位置するホテルでは、乗継などの際に1時的にホテルを利用するゲストが見込まれるので、客室稼働率が100%を超えることもあります。
- ターミナル ホテル(Terminal Hotel)
- 鉄道などの駅構内に立地するホテル。
- ターミナルの「終着点」の意味を好まない方もいて、ステーションホテルの名も使われています。
【機能によるホテルの分類】
- イン(Inn)
- 簡易宿泊施設。
- 本来はイギリスの伝統的な簡易宿泊施設を指していますが、日本ではビジネスホテルを指していうことが多いです。
- オーベルジュ(Auberge)
- 宿泊する事もできるレストラン。
- 宿泊を目的にしたホテルとしての形ではなく、食事を目的にゆっくりとしていただくために宿泊施設も用意したレストラン、という意味合いのものです。
- B&B
- Bed & Breakfastの略。
- 欧米に多く見られる、宿泊と朝食をセットにした小規模なホテルのことです。
- フル サービス(Full Service)
- ホテルに求められる全ての機能を持つホテル。
- 宿泊部門だけではなくレストラン、ルームサービスなどをもつホテルを言います。
- また宿泊部門にはベル、コンシェルジュの機能があるのが前提になっています。
- リミテッド サービス(Limited Service)
- ホテルに求められる幾つかの機能に限定したホテル。
- 殆どの場合が宿泊部門(ベルやコンシェルジュを含まない)に限定されていて、ビジネスホテルはこのカテゴリーに含まれます。
- 宿泊特化型ホテルとも言います。
- 2019年時点では増加するインバウンド需要の獲得を狙い、宿泊特化型であってもビジネス利用者をターゲットにしなくなってきており、ビジネスホテルという言葉が死語化しつつあります。