コロナ禍の対策を論理的に考えてみる ① そもそも何を考えるべきか

はじめに

2020年初頭から拡大したCOVID-19(新型コロナウィルス)により、日本でも4月6日に七都府県に緊急事態宣言が出され、4月の国内ホテルの業績は前年の10−20%程度に大幅減少と予測され、従来の考え方では立ち行かなくなっています。

当然各ホテルのマネジメント層や業界関係者で対策検討が進んでいますが、改めてこの重要度の高い問題を「論理的に」考えることで、抜け漏れを防止し精度を高めつつ、戦略的に考えるポイントを共有できればと思います。
※ 本当はさらに真・善・美の要素も加えたいのですが、ここでは論理性に留めておきたいと思います。

そもそも何を考えるべきか

SNSやニュースなどで見られるコロナ対策には偏りがあるようです。
1. 資金繰り(例:雇用調整助成金)
2. 売上確保(例:飲食店のデリバリー)
売上が大きく減少しているのですから売上を少しでも確保しようとするのは当然重要です。営業自粛中であっても家賃や人件費など支払うべきものはありますので、資金繰りも重要課題であることには間違いありません。

しかし視点をずらしてみると、上記の問題(特に資金繰り)はマネジメント(役員や経営者など)層の課題であり、スタッフレベルではまた違った課題があり支援が必要です。マネジメント層にしても、まだ検討できる項目はあるのでしょう。

こういった問題を防ぐためには、
一旦「そもそも何を考えるべきか」検討することをお薦めします。

その為には考え方の枠組みである「フレームワーク」が有効です。
例えば「マーケティングミックス」のように広く普及したフレームワークがあります。
しかし今回のコロナ禍ではそれに対応できるフレームワークはあまり見当たりません。
それならば作ってしまえば良いのです。

フレームワークには様々な種類がありますが、比較的簡単に作れるのは「2つの観点を組み合わせる」ことです。
例えばSWOT分析も「良い・悪い」と「内部的・外部的」観点の組み合わせでできています。

SWOT

コロナ 禍対策の観点として「役割」「継続・廃止」「時間」の3つに絞り込みました。

  • 役割:検討すべき観点が違うが相互理解が望ましい
    • マネジメント:会社をどうするか
    • スタッフ: 自分自身をどうするか
  • 継続・廃止
  • 時間:規制期・規制緩和期・回復期・安定期で異なる

この観点は、マインドマップというノート法で思いつくものをどんどんと挙げていき、観点の大小などを踏まえ整理したものです。

フレームワークを作る際に2つの観点を組み合わせると言いましたので、3つではうまく使えません。そこでどれを優先するかも検討しました。
結果、「役割」と「継続・廃止」の観点を主として組み合わせ、内容によって時間軸でサブフレームを作る方向とします。

コロナフレーム

このフレームワークで考えると、
資金繰り → ①②に該当
売上の確保 → 大方針は①、具体案は④に該当
と整理することができ、
残りの観点が不足していることに気がつくことができると思います。

実際の経営者がスタッフレベルの観点が不要かというとそうではなく、この対応を怠ると不安感が払拭できず優良人材の流出につながり、将来の事業再開や回復に悪影響が生じます。優先度の問題はありますが、検討していただきたい観点です。

⑨スタッフが自分自身が解雇されてしまったとしたら、どういう対応が取れるかを考えておくだけでも、将来の不安は少し払拭されるのではないかと思います。

まだ十分に練られたフレームワークではないかもしれませんが、いかがでしょうか。
ご意見ご感想がありましたらぜひお知らせください。

次回はこのフレームワークをもとにもう少し詳しく考えて見たいと思います。

このフレームワークをご利用いただけるツールを用意しました。
下記よりダウンロードの上ご利用ください。

〜COVID-19 フレームワーク Vol_1 対策検討の全体像ツール〜

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