宿泊部門レベニュー・マネジメント導入・向上支援

レベニュー・マネジメント(RM)とは、「需要予測を基に、販売を調整する事で、収益の拡大を目指す、体系的な手法」です。ホテルの増収を図る上で効果的な手法だと考えられており、何らかの形で導入しているホテルが多くなっています。
※ RMは市場状況の変化がない場合には3〜8%程度(そのホテルの販売調整に改善可能な点がある場合には10%以上)の増収効果があると言われています。
一方で、体型的なRMを導入し十分な効果を得ているホテルは少数派となっています。
経験のみに基づく「価格の調整」だけではなく、体系的な知識に基づくホテルのタイプや状況を問わないRMを実施することを強くお薦めしています。
体系化されたRMで提供するトレーニングプログラムは下記の通りです。
- RM概論
- 環境整備
- データ蓄積開始(ブッキングカーブ、日別セグメント別実績等)
- WEBプラン修正(RMのセオリーにあう様にプラン展開を修正)
- 料金テーブルの確認と再構築
- プランマトリックスの導入
- プランカテゴリーの整理
- ターゲットの明確化
- 団体管理高度化(RMのセオリーである予約区分の高度化等)
- 日次業務トレーニング
- 販売調整に必要なレベルの需要予測
- 需要予測を基にした販売調整
- 料金調整
- 在庫管理
- チャネル管理 など
- 週次業務トレーニング
- マネジメントへの報告レベルの需要予測
(前月末の予測が実績に対し±3%の許容誤差が目標) - 需要予測を元にした戦略修正
- RM会議の設定(需要予測を基にした対策構築の会議)
- マネジメントへの報告レベルの需要予測
- 月次業務トレーニング
- 戦略構築に必要な詳細分析
- マーケットセグメント別
- チャネル別
- 地域別
- WEBの詳細な分析
- プランカテゴリー別
- 部屋タイプ別
- リードタイム分析
- キャンセル率分析 など
- 団体の詳細な分析
- 団体種別・AGT別の催行率
- 団体種別・AGT別のWash率 など
- 日別セグメント別予算作成
- 戦略構築に必要な詳細分析
狭義のRMは「需要を予測し販売を調整する」ものですが、「収益の拡大を目指す」観点からRM業務の実行者である「レベニュー・マネージャー」にはより幅広く増収に寄与することが求められます。
そこで亜欧堂のトレーニングプログラムは「需要を増やす:マーケティング」と「需要予測をもとに販売を制限する:RM」の双方を取り込んでいることが特徴となっています。
また、上記プログラムは、1日平均2時間をRM業務に当てるイメージで作成されており、言わば宿泊特化型ホテルでも実施可能な様に費用対効果の高いRM業務だけに凝縮されています。
大規模ホテルだけでなく、小規模ホテルや旅館でも導入可能です。勿論、上記プログラムを拡張して、より詳細なRM業務とする事も可能です。
亜欧堂では大きく2つの方法でRMの導入・向上を支援します。
- 個別コンサルティング
- オンライン学習 (2021年1月より運用開始)
個別コンサルティングによるRM導入支援
ホテルの個別事情に応じた細かやなか対応ができる方法です。
マーケットセグメントの再構築のご提案やホテル特性・事情に応じたRM業務の取捨選択(団体管理が不要であるなど、ホテルの特性や事情によっては省略しても良いRM業務や機能があります)を提案できるなど、より細やかな対応ができる方法です。
標準的なプログラムでは1年間に14回訪問またはオンライン指導の形でRMのトレーニングを実施します。
必要に応じてトレーニングの実施に先立ち、「現状の問題点や亜欧堂が推奨する運用との差異」を明らかにする現状調査を行うことも可能です。
導入に先立ち訪問やオンラインで内容説明や質疑応答を行わせていただいています。
オンライン学習システムを利用したRM導入支援
亜欧堂はオンライン学習システム「E-Learning Management(ELM)」を提供しており、そのコースのひとつとしてRMコースを用意しています。
これまで個別コンサルティングで提供してきたノウハウを普遍的に利用できるように整理し、 オンラインで体系的に学ぶことができる特別講座です。
受講者のスケジュールに合わせた学習はもちろん、 進捗状況と理解度を可視化することができ、 管理者が確認できます。
また、 セミナーのスケジューリングや受講者・講師双方の移動に伴う交通費などの負担もなくなり、 大幅なコスト削減にもつながります。
期間:1年間
費用:3アカウント 10万円/月〜 (税別)
導入に先立ちオンラインで内容説明や質疑応答を行わせていただいています。
お問い合わせ
RMの導入や向上にご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。